60歳 主婦の症例
60歳の主婦の方の症例です。主訴は20年来の肩コリですが、そのほか、腰痛や股関節、手首痛など、さらに便秘、冷え性などほんとに多くの症状を抱えての来院でした。
現在5回目を終えたところですが、もうほとんどの症状が緩和しています。
なにをしてきたかというと、毎回変わらないのですが、検査による体のゆがみ、悪さしている箇所の特定をして、それを正していくことです。
昔から関心があるのは、体には連動があること。
どういうことかと言えば、例えば腕のねじれを整えると、手首から肩甲骨、首や腰や骨盤にまで連動して改善していくといったつながりの事を言います。 腕だけでなく、足の調整をしても、骨盤の調整をしても、足や骨盤だけでない離れた箇所にも影響があります。
ということは、今痛い個所に直接原因があるとは限らないということになります。それは毎回思うことですが。
まずは全体のバランスを整えてみる。それでも首が痛ければ首単体に問題があるのだという考え方です。 全身のバランスを調整して、首の痛みがなくなるようであれば、それは首と言うよりは、腕や足、骨盤などに問題があったというわけです。
毎回の施術で、痛い個所に直接原因がある場合は本当に少ないです。本当によく感じることです。
今回は、腕のねじれと骨盤の調整、あとは内臓の調整に重点を置いて施術してきました。
最初は1クール(6回)では厳しいかなあと思っていたのですが、なんとか良い状態でメンテナンス期に移れそうです。
痛いところを1か所ずつ施術していくとしたら、どれくらいの時間がかかるものかと言うのは言うまでもありません。
基本的にどんな沢山症状があっても、みんな一緒に良くなっていくという風な進み方です。
もちろん年齢や生活習慣による個人差は当然あります。
今回も6回では無理と最初は思いましたが、結局6回で良い状態に持っていけそうです。
それはやってみないとどうしてもわからない所があります。
今後も身体の連動に関してはこだわって施術していきたいと思います。
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