腕の内側捻じれからの首痛

24歳 女性 大学院生の症例

大学院生の方です。

半年ほど前から首が固い感じがして、そのうち右を向くと首に激痛が走る様になったとの事。

顔を左に向けるのはほぼ真横まで動かせますが、右を向くのは左の半分も可動域がありません。

不意に右側から話しかけられたりすると、振り向くとき首に激痛が走るとの事。

なおかつ右腕を上げると右肩甲骨に痛み、腰が突っ張る感じがある。

日頃はと言うと、大学のレポートが多い為、ほとんどはパソコンを見て作業しているとの事。

 

よくブログに書きますが、作業する時は手首を内側に捻じることがほとんどです。

パソコンをする際も当然内側に捻じっています。

手首だけが捻じれているように思いますが、伴って上腕も捻じれますし、首や肩や腰の筋肉もこの腕の捻じれにより引っ張られます。

手は2本ありますから、お互いが捻じりあって、背面を引っ張り合いしています。

右利きの人は、右手の使用頻度が多いためか、右腕からの引っ張りが大きい場合が多い。

右腕を極端に内側に捻じってみてもらえれば解りますが、肩が前に出て、右を向こうにも満足に向けなくなります。

 

今回もこの腕のねじりから首の痛み、肩や腰の不調が出てると仮定して、まず右腕の捻じれを取っていきます。

肘をまず調整して、手首と言う順番に施術してみました。

すると、さっきまで右を向くと痛かった首がスムーズに。本人はもう痛みはありません。

それだけこの腕の捻じれは影響を与えています。

今回はこれで痛みは取れましたが、捻じれの結果、巻き込み肩になった両肩も丁寧に施術して、最後に骨盤を中心に土台を矯正します。

腰の痛みも解消しました。今回はこれで終わり。

痛みは無いようですが、根本である土台を整える事の必要性を伝えて、今後もメンテナンスで来られるそう。

痛みの個所に原因はほぼありません。

出来るだけ痛い箇所から遠い部分からアプローチした方が、事故も防げますし、体の負担も少なくなります。

まして、首をゴリゴリ揉むのは本当に危険で、当院ではそのような施術は致しません。

首に不調のある方は、是非ご相談ください。

 

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