顎(アゴ)の痛み

32歳 主婦の症例。

二人のお子様の世話をしながら、共に家事にも一生懸命な主婦の方。

晩飯を食べてる際に急にアゴに電気が走ったような痛みが走り、それから口を開けるのも痛くてご飯も満足に食べられない。

右の顎関節あたりに強い痛みがあるそう。病院で診てもらったものの、特に異常は無いとの診断、でも確かに痛い。

 

整体やカイロの考え方では、顎関節がヅレているかとか、頬周りの噛むときに使う筋肉が左右で力が違などと言った見方になります。

ただ、私の考えでは、関節や筋肉単独の問題では無いような気がします。

自分の尊敬する整体の先生の本には身体の歪みの終着点は頭、顎関節であると書かれています。

なので私は、アゴが痛いと言うお客様に関しても、そこを無視するわけではありませんが、まず体の歪みが無いかチェックしていきます。

歪みを正したうえで、再度アゴの痛みが変わったかどうかを確認します。

アナトミートレインなど、体中の筋、筋膜のつながりがあります。こう言う考え方があるのなら、例えば足首を施術して頭痛を取る事なども可能になります。体中どこもが繋がっているからです。

問診で聞いていると他に肩こり、腰痛、肘痛など。やはり多くの症状が出てきました。

実際様々検査してみると、身体の色んな部分で左右差があります。

 

さて施術、座ったままで全身のバランスを整えていきます。

座ったままですので、重力が骨盤にかかり、その重力を利用して骨盤から背骨、首までをソフトに矯正していきます。

一回目。終わった後のアゴの痛みを聞いてみると、少し楽になった様。痛みはありますが、手で押さえていなくても口が開閉出来るように。

二回目の矯正。本人びっくりですが、痛みをほぼ感じないでアゴの開閉ができます。肩も右肩の上りが悪かったのですが問題なく上がるように。腰も反る時に痛みがあったのがスムーズに反れる様になりました。

矯正はこれで終了し、後は全身の筋膜の調整をしました。

 

施術する際、不調のある数個所に意識を集中してもらいます。今回はアゴ、肩、腰など。

私もその個所に集中します。意識するのとしないのとでは改善効果に大きな差がでます。潜在意識の共有と言いますが、当院ではお客様がイメージしやすい様に説明する際にも工夫しています。

潜在意識の共有を心掛ける事で、施術効果が倍増します。

今回も上手く行って良かったです。

今後も続けて施術していきます。

 

 

 

 

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