64歳 会社員の症例。
坐骨神経痛の診断を受け、4年間その症状に悩みながら生活してきたとのこと。
痛みやしびれを伴うために、仕事にしても趣味にしても100%の力を出せないと仰ります。
この利用者様の場合、一般的によく言われる坐骨神経痛とは少し違った感覚で、こちらも戸惑いました。 通常の坐骨神経痛向けの検査をしても全く反応がありません。
坐骨神経痛と言う症状に関しては様々な解釈があるのですが、今回は本に書かれている症状のどれにも当てはまらないので、仕方ないので坐骨神経痛で来院しているにも関わらず、一旦病名を忘れて通常の身体のバランスや歪みの検査をして、そこから整えていく事に。
検査で歪みが確認できたにも関わらず、この症状との関係がそれほど大きいものとは考えられなかった為、そこから触診検査に切り替えました。そうすると、右足首と膝から下の2本の骨に問題がある事が解り、これだと思いました。膝のしたの2本の骨の間が通常より開いています。足首の骨も少し内側に移動しています。
捻挫したことは無いかと尋ねると、趣味の山登りで4年前に足を滑らせてこけた、その時捻挫したという事で、私自身はこれが何か影響を与えているのではと考えました。
その後はまずSOTで全体のバランスを整えて、両足にかかる上からの荷重を均等化して、その後足の施術をしました。 そうすると痛み、シビレは改善しました。一安心です。
今回のケースは、初診では80分もかかってしまい、自分もまだまだだと感じる一方、素晴らしい勉強の機会になりました。当院へ来て下さったことへ感謝です。
同じ病名の診断でも、一人一人違うものなんだなと再確認させて頂きました。 結果、改善できてよかったと思いました。
ただ時間がかかってしまった為、不安させたかと少し反省。今後も頑張って精進して行きます!
結局4回目ではもう全く気にならなくなったとの事。
本当によかった!!
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