システムエンジニアのぎっくり腰

33歳 システムエンジニアの症例。

一日中、椅子に座ってパソコンをしておられます。

昼食を食べに行こうと席を立った瞬間、腰がギクッと激痛が走ったとの事。その後は立っている方がまだ楽で座った状態で腰が痛くなります。

 

腰が痛そうなので、今回は座ったまま体の調整をすることにしました。

寝て体を矯正しても、たとえ寝ているときは楽になっていても起き上がったら痛みが再発する事があります。

姿勢を起こした瞬間、腰に重力がかかるからだと考えられます。

座ったまま矯正する事のメリットは、腰や骨盤に重力がかかったまま矯正ができるため、終了後はそのまま立って帰れる事です。

立った後にコルセットなどを貸し出して、それで骨盤、背骨を固定しておけば、生活しやすくなります。

 

ぎっくり腰は主に、腰の筋肉の緊張、腰骨の不調、内臓の不調などが大きな原因で、その他、肩や足が影響を与えている可能性もあります。

 

さて施術

座ったまま矯正します。座って前屈すると痛く無く、後屈すると痛みます。

右に側屈すると痛み、左に側屈すると痛み無有りません。

右に捻じると痛み、左に捻じると痛くない。

これらの身体の軸を合成して、骨盤から背骨を矯正していきます。

身体にとって一番楽なポジションをとっての矯正なので痛みは全くありません。

同じ体制での矯正を3回すると、立った時には背筋も伸ばせるようになりました。

座ってる状態でも腰のジンジンが取れたとの事。

今回は約10分、これ以上は今日はいじりません。腰の炎症が治まれば、通常に戻れるかなと思いますが、出来たら炎症が取れてきたタイミングに合わせて、身体のバランスを整えておけば、さらに自分で気を付けてもらう点を理解して頂ければ、再発を予防できます。

そうでないと、また座りっぱなしの生活。ぎっくり腰は繰り返します。

なので、2回目は明日、3回目はその三日後くらいで感覚を詰めて施術することになりました。

落ち着いてくると、徐々に施術できる個所が増えてきます。

ぎっくり腰は急性の症状だと思われていますが実はそうじゃありません。

潜在的な体の歪みがあり常に骨や筋肉に負担がかかっていて、何かの拍子で骨や筋肉が耐えられなくなって起こるものだと考えています。

なので、痛みが治まっても、歪みが残ったままだとその症状が癖になってしまいます。

来院を機に、歪みを正して、自宅での予防方法などを理解して頂くのが大事だと考えています。

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