肘痛

66歳会社員の症例。

3か月前から肘、肩、首が痛むとの事。それ以前に腰痛もあり、とにかく何とかしてほしいと言うことで来院されました。

仕事内容は主に営業職で、内勤も外回りも、とにかく拘束時間が長くて、寝ても疲れがとれないとのです。

今回は首痛が主訴で来られたのですが、問診していくうちに上記の様に複数の症状が自覚できました。

 

骨格の検査では、骨盤の捻じれが確認できました。

直接的には右の肘、肘から下の二本の骨(尺骨、橈骨と言います。)の間が広がっています。この状態になると、肘から下が太く見えます。

さらに内側への捻じれもあり、こうなるとひどい場合は、肘→手首、肩→首→腰と言う風に筋肉の緊張が走ります。

今回の直接的な原因はこの肘かと。それが肩、首へも悪さをしていると断定しました。

聴いてみると、三か月より前にこけた際に手をついて、変な捻じり方をしたことを思い出したと言う。

その頃からおかしくなっていたのでしょうか。

 

施術。まずは身体全体の大まかなバランスを整える為、SOTで骨盤矯正をしました。この際、首、肩はだいぶ楽に。

その後肘から下の2本の骨の間を狭める様に握ってそれから肩首の痛みを聞いてみたら、痛みが完全になくなっていたので、まずこの二本の骨の間を詰めるような施術、さらには腕の捻じれを丁寧に取っていきました。

これにより肘、肩、首の痛みが消失。今回は施術がバッチリハマったのか、時間は20分かかりませんでした。

 

首が痛いから首、肩、肘も…なんてやっていたら時間がかかりすぎてこちらも滅入ってしまいます(笑)

私なりに、数ある要因の中から、一番症状に影響を与えていると思われる個所を選定し、特定し、まずはそこを狙っていきます。

時間を長くかけるのは、思わぬ事故の原因になります。

 

達人などは5分とか、10分とかそれでおおよそカタがつきます。私が思うに、観察眼が素晴らしいのだと思います。

その人なりの原因を特定するのが早いのではないかと。

私もそうなれるように、日々勉強にはげみたいです。

 

今回は主訴は首痛だったのですが、肘を主に施術させてもらった為、ひじ痛、上肢の項目にてアップしました。

 

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