前回は歪みの根本原因が生活の中にあると言う話を書きました。
5つの要素がありました。①動、②呼吸、③食、④気、⑤環境の5つと書きました。
①、⑤に関してはなかなか難しいですが、②③④に関してはすぐにでも自分で取り掛かれると考えています。
今回はその中で、②呼吸を改善するための手軽な呼吸法を紹介したいと思います。
呼吸が浅いのと深いのでは、どちらがいいのでしょうか??
常に呼吸が浅い状態だとなんだか休まりませんよね?浅いより深い方が良いのではと思います。
身体が落ち着くときの呼吸は深く、逆は浅くなりますよね。
不安な事があったり、ストレスがかかりすぎると、呼吸が浅くなってしまいます。
理科で習った呼吸の役割としては酸素を取り入れて二酸化炭素を排出するとかが一般ですが、整体的にいえば、筋肉や骨が呼吸によって膨張収縮を繰り返していると考えられ、もちろんですが施術の中でも呼吸に関してはこちらも意識しています。
もう一つ、呼吸の働きとして大事なのは、体の熱を外に排出するというのがあります。
つまり例えば呼吸が浅いと、熱が体の中に籠ってしまい、○○炎などの症状になりやすいと考えられています。整体では大まかですがこの熱の排出が、様々な病気の元になっていると考えられています。
5つの要素の相互関係から例を出すと、例えば、職場環境でストレスがかかり、呼吸が浅くなり、胃潰瘍、胃腸炎といった感じです。
薬で症状を抑えても、呼吸を改善できないと同じ事になってしまう可能性があります。
(注)環境や気持ちなど、もちろん呼吸以外の原因もありますよ。
それでは呼吸を整えるのはどうしたらいいかですが、
簡単ですぐにできる呼吸法
1. 鼻から吸って、口から吐くが基本です。
2. 一気に吸って2秒止め、時間をかけてゆっくり吐きましょう。 慣れてくると、1分間 に3回程度の呼吸になってきます。
まずは、②の呼吸法に慣れてください。 この呼吸法でも大事なのですが、苦しかったら絶対に無理しないことです。 自分のリズムや感覚を大切にしてください。
決して他人と比べたりしないようにしてください。
3. 慣れてきたら、肺や横隔膜を意識した呼吸をしてみましょう。 この呼吸法のキモになるところです。
横隔膜を意識した呼吸をすることで、体中のいろんなスイッチが入るようになります。 意識をその個所に向けるだけで効果が変わります。
これらを日々続けてもらうと徐々に呼吸が深くなってきます。いきなり結果は求めないでくださいね。。。継続は力なりです。
呼吸は自律神経によりコントロールされる運動の中で、唯一自らが意識して変えることのできる運動です。
なので、呼吸を操作することにより、結果自律神経を整えることもできると考えられています。
手軽に始められる呼吸法、おススメは寝る前です。
仰向けになって、膝を立てるとお腹が少し緩みます。
このポジションで呼吸法をするとやりやすいかと思います。
実践して、そのまま寝てもらう。こんな感じでやってみましょう。
是非試してください。気持ちが安らぎますよ。
次回は、③食について書きたいと思います。
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